SSTのボルト穴間隔が合わず、買い直している方が大多数の中、工具を加工してリカバーを試みました。 結論から言うと穴径、穴間隔を調整するまでもなく、この工具の穴1個で用を成しました。 この工具はプーリーの回り止めで、本来2個のボルト穴を直径12mmの穴で留めてプーリー側を固定しますが、粗悪な製品の場合、穴の間隔が合いません。 ただし海外で前例があり(Youtube: BMW Fan Removal Methods - Remove Impossible Fan Nuts!)、穴1個でレバーを32mmボルトに接触させ無理やり回ったとするムービーがありました。(この工具無しでファンクラッチを外したというのもありました。がおすすめしません) そのムービーを参考にファンクラッチのロック解除を試み、どうしてもダメだったため、防錆潤滑スプレーを大量に吹いて10分以上放置してから1穴法で試したところ、見事に外れました。(150Nくらいのトルクかと思うほど力がかかり小指を強打しました。軍手程度の手袋必須) 1つは、たいていの場合固着しているので、潤滑スプレーを大量に吹いて10-30分待つこと、 2つ目は、工具目的を考えればたしかに穴1個で足りるため、穴2個合わない=不良品 と言下に言わず思わず、1穴のみ合わせて使用してみるのもいいのでしょうか。(海外でも車外SSTの品質不良に悩んでいるのかと思うと困りものですが) 結論は、本工具を無加工で、先端の1つの穴のみ使ってファンクラッチを外すことが出来ました。